派遣留学で行くにせよ、派遣留学でないにせよ、留学には费用がかかります。したがってその费用をどう工面するかは大事な问题です。ここで、留学にかかる费用の内訳を考えて见ましょう。
留学前と留学中の出费を合计すると、相当の费用になります。具体的に、米国と、ドイツに留学した场合の费用の一例を次表に示しました。ただし费用はあくまで概算で、大学の寮に住むことを前提としています。
一つだけ考えておきたいのは、留学费用は非常に高いように见えますが、留学せず日本にいたとしても、それなりに费用がかかっていることです。本当の留学费用を考えるなら、留学によって不要となった日本での诸経费を留学费用から差し引くべきでしょう。
米国ペンシルベニア大学(私立) | ドイツ(国立) | |
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授业料、大学诸経费 | 38,970ドル(*) | 授业料はなし |
教科书、文房具代 | 1,090ドル | 1000ユーロ |
部屋代、食费 | 11,000ドル(**) | 6000ユーロ |
现地の医疗保険 | 300-600ドル | 600ユーロ |
雑费 | 1500-3000ドル | 1000ユーロ |
渡航費 現地の一時滞在ホテル代は別 | 15万円 | 15万円 |
日本でかけていく海外旅行保険 | 15万円 | 15万円 |
日本国内費用 パスポート代 | 5万円 | 5万円 |
(注意)
* 派遣留学の場合には留学先の授業料はかかりません。
**ペンシルベニア大学での一般的な大学生の住まいの平均値が年间约7,000ドルです。
现地でのアルバイト
通常、留学先でのアルバイトは认められていません。アルバイトの事実が分かると强制送还されたり、将来その国を访れることができなくなる恐れもあります。したがってアルバイトはできないと考えてください。
留学前の出费
1. 情報収集費
留学についての情报を集めるためにかかる费用です。留学に関する情报誌、语学试験等の问题集代、(多くは大阪や东京で开催される)留学フェアや各国の教育センターなどへの交通费があります。
2. 試験費用
留学に语学试験等が必要であれば、そのための费用が必要です。罢翱贰贵尝は一度の受験に170ドルかかります。力试しを兼ねて、まず一度语学试験を受けてみることも必要なので、计画的な準备が必要です。
3. 出願料
多くの大学で出愿料がかかります。京都大学からの派遣留学の场合にはかかりません。
4. パスポート?ビザ費用
海外渡航时にはパスポートが必要ですが、それ以前に、ビザ申请や罢翱贰贵尝受験にもパスポートが必要です。できるだけ早くパスポートを作っておきましょう。
ビザの手続は、渡航先によってまちまちです。正式な受入れ通知が届く前から、当该国の在日大使馆?総领事馆等で、手続に関する详细な情报を入手し、早くから準备をしてください。
5. 渡航費(往復)
渡航に伴う飞行机代、リムジンバス等の费用です。また、渡航后、留学先の寮などに入居できるまでの间の宿泊费用も考えておく必要があります。たとえば一日70ドルのホテルに10日滞在しただけで、700ドルになりますから、あらかじめ考えておく必要があります。あまり安いホテルは危険なこともありますから、気をつけましょう。
6. 海外旅行保険料
これについては、海外留学のリスク管理の项目でも、保険の种类などを详しく説明していますので、かならず熟読してください。クレジットカードに付帯する保険では、万一の时のリスクを十分にカバーできていないことがありますので、留学に际しては、损害保険会社が提供する海外旅行保険を个别にかけていく必要があります。コストは年间で十数万円程度になりますが、国によっては、何千万円もの治疗费を请求されることもあるので、必要な保険をよく検讨して加入してください。
留学中の出费
1. 授業料
授业料は各国の大学?学部により异なります。京都大学からの派遣留学の场合には、留学先大学の出愿料?授业料は免除となりますが、派遣留学期间中も京都大学の学费を払わねばなりません。派遣留学以外の留学で长期に留学をするときは京都大学を休学していくこととなります。休学期间中は京都大学の学费を払う必要はありません。ただし、休学をすれば卒业が延びることになります。
米国の大学、特に私立大学の授业料は非常に高く、年间で2万ドル以上となることもあります。逆に欧州の大学、たとえばドイツやフランスの国立大学では、授业料は必要ありません。またアジアの大学の授业料は一般に安くなっています。これらの事を総合的に考えながら、希望する地域を検讨してください。
2. 滞在費
滞在費には主として宿舎費用、食費、交通費、衣料費などがあります。滞在費は留学する先で変わります。ペンシルベニア大学であれば宿舎費用として、月に700ドル程度かかります。ドイツでは学校の寮に入ると、月に300-400ユーロかかります。その他に雑费なども考えておきましょう。
3. 現地保険料
日本でかけた保険とは别に、现地の健康保険や责任保険に加入が义务づけられる场合の费用です。
4. 書籍代
授业のための本代が必要となります。
5. 語学学校費用
米国や欧州の留学では少し早めに现地入りして事前に大学に併设されている语学学校に通うことがあります。そのための费用は个人负担です。
6. 旅行費用?小遣いなど
留学中に旅行をしたり、友人と饮食をしたりするための小遣いです。