2004年8月16日~20日 京都府立洛東高等学校

2004年8月16日~20日 京都府立洛東高等学校

理学研究科附属花山天文台


写真1:花山天文台観测ドーム

 理学研究科附属花山天文台では、1昨年から京都府立洛东高等学校の生徒を夏休みに约1週间受け入れて、天文台の観测机器を活用した「太阳物理観测実习」を行なっています。

 今年は文部科学省の「サイエンス?パートナーシップ?プログラム」の一环として行われました。まず観测実习に先だって、7月16日に花山天文台の柴田教授が洛东高校で「太阳の活动现象」と题した太阳入门讲义を行い、ついで、平成16年8月16日から20日までの5日间、洛东高校の1、2年生8人と指导教员の西村昌能教諭が、毎日花山天文台(写真1)に访れて热心に観测実习を行いました。

 

写真2:洛东高校生観测実习风景
(花山天文台太阳馆にて)

 観测実习には、二枚の平面镜で太阳光を室内の望远镜?分光器に取り込む花山天文台の「シーロスタット望远镜」(写真2)などを用い、実习指导には花山天文台の黒河教授を笔头に、ポスドク研究员、非常勤职员、大学院生などがあたりました。

 最終日の20日には花山天文台の全職員?院生の前で、観測実習報告会が開かれました(写真3)。 高校生諸君の熱心さゆえか、今年は活動的な黒点と天候に恵まれ、3つのフレア(太陽面爆発)のスペクトル観測を始めとする素晴らしい観測成果が報告されました。そのため聴衆の関心も高く、まるで卒論発表会のような質問がつぎつぎと出て、高校生諸君はどぎまぎしていた模様です。


写真3:観测実习报告会
(花山天文台新馆にて)

 过去2年间の観测実习では、高校生诸君は夏休み后にも観测データの解析を続け、その最终结果は、昨年、一昨年の天文学会のジュニアセッション(中高校生の天文学研究発表セッション)で报告されました。今年の素晴らしい観测成果に関しても、详しい解析をしたのち、来年3月に东京で开かれる天文学会のジュニアセッションで発表予定とのことです。