京都大学フィールド科学教育研究センターでは、年に一度、夏休みに芦生研究林において、2泊3日の公开讲座を実施しています。今年は、「今、森から考える-森を伐る-」をテーマとし、森林资源の利用について学ぶ讲座とします。
2日目には、原生的天然林内のなだらかなコースを大学教员が解説しながらご案内します。
皆様の积极的なご参加をお待ちしています。
讲座の趣旨
昨年开催した第21回公开讲座では、自然としての森を今一度见直すという意味で「今、森から考える」というメインテーマを掲げ、「森のめぐみ」について学びました。
そこで学んだ森のめぐみにはいろいろなものありましたが、木材资源については、大きく取り上げることができませんでした。そこで、今年の公开讲座では、木材资源を利用するためには避けて通れない「森を伐る」ことをテーマに取り上げることにしました。
「森の木を伐ることは自然破壊だ」という人がいます。一方で、森は人手をかけて伐って行かないとよい木材がとれないばかりか、荒廃してしまってむしろ环境破壊につながるという人もいます。どちらが正しいかではなく、その両方を考えることが必要だと思います。
今回の讲座では、森林资源を有効活用するための最新の森林施业方法や森林资源の流通と地域社会の现状を学びます。あわせて森林施业が森林とその流域におよぼす环境影响にも配虑しながら、「森を伐る」ことの今日的意味、有形无形の森のめぐみについて考えたいと思います。
野外実习では、毎年実施している由良川最上流域の芦生天然生林での树木植生実习やシカ食害の実态観察に加えて、间伐実験を行っているスギ人工林を视察し、伐った森を间近に実体験します。また、伐採作业の実演も计画しています。
最终日には、芦生地域の林业についてその歴史的変迁を交えて学ぶ予定です。これらの讲义と実习を通じて、これから森とどのような関わりを持って生きていけばいいのかを考えていただければと思います。
日程
平成24年7月27日(金曜日)13時00分~7月29日(日曜日)12時00分 【2泊3日】
会场
京都大学フィールド科学教育研究センター 芦生研究林
(京都府南丹市美山町芦生)
交通手段
闯搁园部駅より送迎バスまたは自家用车
プログラム
7月27日(金曜日)
- 「芦生研究林の概要」
- 中西 麻美(フィールド科学教育研究センター 助教)
- 「なぜ森を伐るのか-これからの社会の中での森とのつきあい方」
- 長谷川 尚史(フィールド科学教育研究センター 准教授?芦生研究林長)
- 「森を消费するわたしたち-资源利用はどのように変わってきたか」
- 坂野上 なお(フィールド科学教育研究センター 助教)
- 「森を伐ると环境はどう変わるの?」
- 徳地 直子(フィールド科学教育研究センター 准教授)
- 「树木の识别入门」
- 芦生研究林 技術職員
7月28日(土曜日)
天然林の観察(午前中は上谷の植生などを観察します。午后は[健脚?木を测る?ぶらつき]の3コースに分かれて歩きます。人工林伐採実験地の视察も行います。)
7月29日(日曜日)
- 「产业遗产を歩こう-原生的な森林に残る人间の轨跡」
- 中島 皇(フィールド科学教育研究センター 講師)
定员
30名(応募者多数の场合は抽选)
対象
一般の方(小学生以下は不可、中学生は保护者同伴)
受讲料
8,200円(中高生は4,100円)この他、宿泊費など 約17,000円が必要です。
申込方法
电子メールまたは往復はがき(住所、氏名、フリガナ、年齢、性别、昼间の连络先(携帯电话?贵础齿?贰尘补颈濒など)、交通手段(送迎バス?自家用车)を明记)
申込缔め切り
平成24年6月25日(月曜日) 必着
申し込み?问い合わせ先
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学农学研究科等教育?研究协力课研究协力掛
電話 075-753-6411、FAX 075-753-6005
E-mail: sympo*adm.kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
関连リンク
详细は、以下の京都大学フィールド科学教育研究センターのウェブページをご覧ください。