中国蘇州市にて、「神戸大学?京都大学?大阪大学?復旦大学?上海交通大学?蘇州大学?同済大学?浙江大学 中国蘇州シンポジウム-日中国交正常化40周年-」が株式会社池田泉州ホールディングス池田泉州銀行の主催により開催され、本学から松本紘 総長、田中宏明 工学研究科教授、岡本誠一郎 工学研究科特定准教授、研究国際部職員が出席しました。
このシンポジウムは、2010年6月11日、関西から日本を元気づけようという目的で京都大学、神戸大学、大阪大学の学长が集まり开催された「関西活性化シンポジウム」を発端としたものです。日中国交正常化40周年の节目を迎える记念として、多くの関西公司が进出している中国苏州市を开催地に、中国において関西地域に相当する华东地域の主要大学である復旦大学、上海交通大学、苏州大学、同済大学、浙江大学の5大学の学长を迎え、开催する运びとなりました。
シンポジウムの前半は、世界中が抱えている喫紧の课题である环境问题をテーマに「グリーンイノベーション」と题した讲演会が开催され、8大学から各大学を代表する研究者が讲演を行いました。本学からは、田中教授が「持続可能な都市水环境を作るための再生水技术」について讲演しました。研究者だけでなく、日中の公司などから计130名の参加者が集まり、热い议论を繰り広げ、交流を深めました。
シンポジウムの后半は、8大学の学长による「グローバル人材育成に向けた国际化戦略」をテーマとした讲演が行われ、约260名が参加しました。松本総长の讲演では、全世界が共通で抱えている资源问题、环境问题、感染病など复合化した课题を解决できるグローバルリーダーの育成が必要であるとし、グローバル人材に必要な要素とは、将来を见通せる能力、确固たる世界観や哲学?志、幅広い视野、国际社会で発言できる外国语能力、日本人?中国人としての自覚であり、グローバル人材の育成とは、「育人」であると述べ、本学のグローバル人材育成の取り组みである博士课程教育リーディングプログラム京都大学大学院「思修馆」を绍介しました。
8名の学長による講演の後、企業代表者として服部盛隆 株式会社池田泉州銀行相談役および北山隆一 株式会社日立製作所執行役常務を交えたパネルディスカッションが行われ、それぞれの大学が考えるグローバル人材や企業が求める人材、その育成方法について意見交換がなされました。
松本総长は、闭会の辞で、苏州にて千叁百年前に咏まれた唐诗「枫桥夜泊」を咏みあげ、诗の背景を绍介しながら、问题の本质を见抜く力は、学习、思索、実践の叁段阶を経て修得できるとし、国を超え、产?官?学が一体となった育人が必要であると述べ、シンポジウムを缔めくくりました。
![]() 田中教授による讲演 | ![]() 松本総长による讲演 |
![]() パネルディスカッションで発言する松本総长 | ![]() パネルディスカッションの様子 |
![]() 学长?公司代表者の集合写真 |