
春秋讲义は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的財産について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988年(昭和63)年秋から月曜日と水曜日に開講しています。月曜讲义はメインテーマをもうけ、水曜讲义は講師それぞれが、時宜を得たテーマについて讲义を行います。
平成22年度 秋季讲义
月曜讲义 (吉田キャンパス)

メインテーマ: | 「电子书籍と出版」 |
讲义时间: | 各日18时30分~20时00分(开场18时00分) |
定员: | 500名 |
会场: | 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール(京都市左京区吉田本町) |
10月4日(月曜日) | 佐藤卓己 准教授(教育学研究科) 「书物とウェブのメディア论」 |
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10月18日(月曜日) | 古賀崇 准教授(附属図書館) 「电子化の中の大学図书馆」 |
10月25日(月曜日) | 潮見佳男 教授(法学研究科) 「电子书籍と着作権法のゆくえ」 |
※ 東京オフィスにおいて月曜讲义を同時中継(要申し込み)します。詳細は以下のページをご参照ください。
平成22年度春秋讲义(秋季)の東京オフィス同時中継のご案内
水曜讲义 (宇治キャンパス)

讲义时间: | 各日18時30分~20時00分 (開場18時00分) |
定员: | 300名 |
会场: | 京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザ きはだホール (京都府宇治市五ヶ庄) |
10月27日(水曜日) | 篠原真毅 教授(生存圏研究所) 「人间の生存に宇宙圏は必要か?-宇宙太阳発电所厂笔厂と无线电力伝送技术-」 |
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11月17日(水曜日) | 千木良雅弘 教授(防災研究所) 「深层崩壊の実态と予测」 |
11月24日(水曜日) | 川端猛夫 教授(化学研究所) 「身のまわりの有机化合物:构造、はたらきを知る。つくる!」 |
月曜讲义と水曜讲义の会場が異なります。お間違えないようにご注意ください。
受讲料
无料
申し込み
不要(各讲义とも先着順)
讲义の概要
月曜讲义 (京都大学吉田キャンパス)
10月4日(月曜日)
「书物とウェブのメディア论」 佐藤卓己 准教授(教育学研究科)
電子書籍元年といわれる今年、活字文化の未来を問う論議が盛んである。そもそも書物はいかなるメディアなのか。異なるミディウム(メディアの単数形)の機能を比較分析するメディア論の視点から、書物とウェブの未来を展望したい。
メディア史をふり返れば、ほんの百年前まで書物の有害性がまじめに議論されていた。有害性=有効性と考えるならば、書物とウェブの決戦場は教育現場といえるだろう。
10月18日(月曜日)
「电子化の中の大学図书馆」 古賀崇 准教授(附属図書館)
讲义資料:
日本では電子書籍の動向がにわかに注目を浴びているが、大学における研究の世界、また「研究?教育用の文献」を取り扱う大学図書館は、早くから電子化の影響を受けてきた。具体的には電子ジャーナルの普及と価格高騰、それに対抗する「オープンアクセス」運動、また「機関リポジトリ」の構築?運用、といった動きがある。この讲义では「研究の世界での出版活動」という観点から、本学の取り組みを含め、これらの動きを概観する。
10月25日(月曜日)
「电子书籍と着作権法のゆくえ」 潮見佳男 教授(法学研究科)
書籍の電子化は、従来の紙媒体での出版の場合には想定もされなかった形態の紛争を生じさせている。今回の讲义では、(1)著作権法制についての簡単な説明をした上で、(2)電子書籍化が出版社の権利や出版社と著作権者との契約にどのような影響を与えるかという問題、(3)グーグルブックスをめぐるアメリカでの著作権集団訴訟のような訴訟がなぜ登場し、どのような法的問題を抱えているのかという問題について、概要を示すことにしたい。
水曜讲义(京都大学宇治キャンパス)
10月27日(水曜日)
「人间の生存に宇宙圏は必要か?-宇宙太阳発电所厂笔厂と无线电力伝送技术-」 篠原真毅 教授(生存圏研究所)
「持続可能な社会」構築のために人は最先端技術を使ってまで宇宙開拓をする必要があるのか? 宇宙は「夢」や「希望」、「超最先端の科学」のための領域であって、宇宙へ行く前に地球を守らなければいけないのか? その答えを宇宙太陽発電所SPSという将来の発電所構想を通し考えたい。そしてSPSに必須の無線電力伝送技術の研究?実用化の最先端もあわせて紹介し、短中期から長期にわたるSPS関連の技術を紹介する。
11月17日(水曜日)
「深层崩壊の実态と予测」 千木良雅弘 教授(防災研究所)
昨年8月の台湾小林村の災害によって「深層崩壊」が一躍注目を浴びるようになった。これは、深い岩盤までが崩壊して遠くまで急速に移動する現象であり、壊滅的な被害を発生させることが多い。さらに、これは2次的に天然ダムの形成と決壊を伴うことがあり、被害の拡大を助長させることもある。本講演では、これらの実態や予測方法の現状について紹介する。
11月24日(水曜日)
「身のまわりの有机化合物:构造、はたらきを知る。つくる!」 川端猛夫 教授(化学研究所)
私達は天然や人工の有機化合物(主に炭素-水素結合を持つ化合物)に囲まれて暮らしています。私達の体の約30%は有機化合物が成分です。食料(甘味料、調味料を含む)、薬、衣類、プラスチック類も天然や人工の有機化合物です。これらの特性はその分子構造に由来するため、化合物を自在に作り出す有機合成法は既存の、さらに未知の有用物質を生み出します。本講では身近な有機化合物の構造や働き、そして有機合成法について最新の例を交えて紹介します。
问い合わせ先
京都大学企画部社会连携推進課
電話: 075-753-2233
所在地: 〒606-8501 京都市左京区吉田本町
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催: 京都大学
後援: 財団法人京都大学教育研究振興財団/京都府/京都市/宇治市