京都大学春秋讲义

京都大学春秋讲义

   春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的財産について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から月曜日と水曜日に開講しています。月曜講義はメインテーマをもうけ、水曜講義は講師それぞれが、時宜を得たテーマについて講義を行います。

平成23年度 秋季講義

月曜讲义 (吉田キャンパス)

メインテーマ: 「少子高齢化」
讲义时间: 各日18时30分~20时00分(开场18时00分)
受讲定员: 500名
会场: 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール(京都市左京区吉田本町)
10月3日(月曜日) 野本愼一 教授(医学研究科)
「きらめく超高齢社会に向かって」
10月17日(月曜日) 久本憲夫 教授(経済学研究科)
「雇用と社会保障の関係」
10月24日(月曜日) 辻本雅史 教授(教育学研究科)
「生涯学习社会を生きる-「江戸」からの视点」

水曜講義 (宇治キャンパス)

讲义时间: 各日18时30分~20时00分(开场18时00分)
受讲定员: 300名
会场: 京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザきはだホール (京都府宇治市五ヶ庄)
11月2日(水曜日) 小西哲之 教授(エネルギー理工学研究所)
「将来型エネルギーシステム」
11月16日(水曜日) 小松幸平 教授(生存圏研究所)
「木材を超えた木材-集成材の魅力とその実力」
11月30日(水曜日) 森信人 准教授(防災研究所)
「东北地方太平洋冲地震による全国の津波灾害について」

月曜讲义と水曜讲义の会场が异なります。お间违えないようにご注意ください。

受讲料

无料

申し込み

不要(各讲义とも先着顺)

讲义の概要

月曜讲义(吉田キャンパス)

10月3日(月曜日) 野本愼一 教授(医学研究科)
「きらめく超高齢社会に向かって」
総人口の5人に1人が65歳以上の人で占められている我が国は、20~30年后には3人に1人の割合になるといわれており、今や世界の先阵を切って超高齢社会の真っ只中を突き进んでいます。この超高齢社会とそれを支える人口の减少は経済问题のみならず、医疗体制についても大きな问题を投げかけています。我が国の将来に明るい希望が持て、超高齢社会がきらめく新しい社会になるにはどうすればよいかを考えていきます。

10月17日(月曜日) 久本憲夫 教授(経済学研究科)
「雇用と社会保障の関係」
世界的には人口爆発が大问题であるが、先进诸国では、少子高齢化が大きな问题となっています。とりわけ日本はその先头に立っています。本讲义では、日本の现状と今后について、支える侧としての雇用问题とそれをベースとしながら维持される社会保障システムの関係について、具体的に论じていきます。利害対立が见られるこの问题に対する解决の糸口を探ります。 

10月24日(月曜日) 辻本雅史 教授(教育学研究科)
「生涯学习社会を生きる-「江戸」からの视点」
学校は、近代化には最适な教育方略でした。近代が成熟し高度情报化が进んだ今、新たな知识や情报は、学校からだけでなく、多様なメディアから供されています。少子高齢化の进展と相俟って、今や学校は饱和状态の観があります。変化の激しい时代、谁でもいつでも学び直し可能な学习社会の実现が期待されています。自己学びに基づく江戸の教育からの视点は、少子高齢化したこれからの生涯学习社会のあり方を考えるヒントに満ちています。 

水曜讲义(宇治キャンパス)

11月2日(水曜日) 小西哲之 教授(エネルギー理工学研究所)
「将来型エネルギーシステム」&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;&苍产蝉辫;
将来の世界を支えるエネルギーシステムは、二酸化炭素を放出しない、资源の制约を受けない、安全で环境を汚染しない、等の特徴を要求されます。一方、今后の消费の中心は成长着しい途上国です。またエネルギーは生成だけでなく使用形态も现在とは大きく异なるシステムになります。ここでは、再生可能エネルギー、核融合、燃料电池、マイクログリッド、バイオ燃料など、将来のエネルギーシステムに向けた研究と社会への影响を考えます。

11月16日(水曜日) 小松幸平 教授(生存圏研究所 )
「木材を超えた木材集成材の魅力とその実力」
集成材は木材を原料としていますが、木材を超える优れた性能を発挥します。バラツキの少ない集成材を用いることで、鉄骨造や搁颁造にひけを取らない高性能な建筑物や土木构筑物を造ることが可能です。特に最近では颁翱2を长期间贮蔵する机能に优れた大型の集成材建筑が低层公共建筑物の受け皿として注目されています。またトラックの通れる木桥や今回の大津波にも堪えた集成材建筑の実例なども交えて、集成材构造物の魅力を绍介します。

11月30日(水曜日) 森信人 准教授(防災研究所 )
「东北地方太平洋冲地震による全国の津波灾害について」
3月11日に起こった东北地方太平洋冲地震津波は、これまでにない巨大な津波被害を与え、その影响范囲は北海道から九州にまで及ぶ広范囲なものでした。今回、津波工学、海岸工学および地球物理関係研究者が多数参加し、东北地方太平洋冲地震津波合同调査グループとして全国的に大规模な津波痕跡调査が実施されました。调査に寄って得られた津波の全容と共に、现地の被灾形态について解説します。

问い合わせ先

京都大学渉外部社会连携推進課

電話: 075-753-2233
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催:京都大学
后援:(财団法人)京都大学教育研究振兴财団/京都府/京都市/宇治市