吉田寮自治会への通知について

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既に、平成27年7月28日に京都大学ホームページに「 」を掲载し、お知らせしているところですが、京都大学吉田寮の现栋は、平成17年度および平成24年度の耐震诊断调査によって、耐震性を着しく欠くことが判明しています。今のままでは、大地震が発生した场合、建物が倒壊または大破し、寮生の生命が危険に晒されることが忧虑されます。

学生寮について管理の责务を负う京都大学としては、寮生の安全确保を最优先する観点から、现在、现栋に居住する寮生の皆さんに、平成27年4月に竣工した新栋に顺次転居してもらい、现栋の居住者をできるだけ速やかに减少させることが必要と考えています。

このため、平成27年7月28日付けで、吉田寮自治会に対して、新規入寮者の募集を停止することなどを求める「吉田寮の入寮者募集について」という通知(杉万俊夫 前学生担当理事?副学長名)を発出しました。

しかしながら、吉田寮自治会はこの要请を拒否し、平成27年度秋季入寮者募集を実施しました。このことは京都大学としては诚に遗憾です。

吉田寮现栋が一刻の犹予もならない危険な状况であることに変わりなく、平成28年2月29日付けで、京都大学は吉田寮自治会に対し、改めて下记の取扱いを実施するよう要请しました。

  1. 吉田寮の新规入寮者の募集については、これまでの要请どおり、平成28年度の春季募集も行わないこと。
  2. 吉田寮の寮生の退寮に伴う、欠员补充を目的とした募集を行わないこと。

この要请は、新栋が完成したこの机会に、寮生の安全确保を最优先すべく考えたものであり、廃寮を前提とするものではありません。

京都大学は、今后とも、质の高い高等教育と学术研究を推进していくための环境整备に努めていきたいと考えています。本学学生、教职员のご理解とご支援を引き続きよろしくお愿いいたします。

平成28年3月1日

京都大学総長 山極 壽一