武藤誠 医学研究科名誉教授らは、大学発ベンチャーとして、京ダイアグノスティクス株式会社(代表取締役 隅田剣生)を2016年11月22日に設立しました。同社は京都大学(京都市左京区)を拠点とし、第一弾として大腸がんを対象とした診断薬を開発します。
同社の設立は、武藤名誉教授の技術の事業化を目指した科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業大学発新産業創出プログラム(START)の研究開発成果を活用するものであり、日本戦略投資株式会社(代表取締役 佐々木美樹)を事業プロモーターとして起業準備を進めてきました。
今后、京ダイアグノスティクス株式会社は、研究开発の推进、事业化(薬事申请)体制の构筑、资金调达活动を行い、大肠がんの诊断薬を第一弾として胃がん等への适応拡大などの事业育成を进め、大学等の研究成果の社会还元を目指します。
本诊断法での大肠がん第二期阴性患者の5年生存率は100%であり、阳性患者では80%です(20%が再発死亡しています)。阴性患者に対しては、术后の频回検査を削减でき、大幅な医疗费を削减できます。阳性患者に対しては、早期の术后化学疗法により予后の改善を期待できます。大肠がんのほか胃がん等でも研究を行っており、幅広い适応拡大を计画しています。
関连部局