地震先行现象検出技术の确立に向け、株式会社ケイ?オプティコムとの共同研究を开始しました。(2017年6月1日)

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梅野健 情报学研究科教授らの研究グループは、2017年6月1日より株式会社ケイ?オプティコムと、大規模地震発生前における地震先行現象検出技術の確立に向けた共同研究を開始しました。

昨今、内阁府中央防灾会议などの政府机関において、今后30年以内に70%以上の确率で南海トラフ巨大地震(南海?东南海?东海)や首都直下型地震などの大规模地震が発生すると想定されており、地震における防灾対策のあり方が活発に议论されています。そのような议论の中で、地震学だけでなく、统计学や物理学を用いた地震先行现象研究が注目されつつあります。

このような先行现象研究の一つとして、本研究グループは、复数の骋笔厂卫星観测局から地震発生前のデータのみを用いて电离圏电子数异常を捉えるデータ解析手法を开発し、东北地方太平洋冲地震や熊本地震の発生前においても电离圏の异常を捉えられることを理论づけ、1时间前から20分前の大规模(マグニチュード7以上)地震検知の可能性を示しました。

本研究グループとケイ?オプティコムは、この大规模地震の先行现象検出技术の确立のため、以下の共同研究に取り组みます。

  • 骋笔厂以外のデータを活用するなど解析手法を高度化し、电离圏异常との分析が未着手である过去大规模地震を解析することにより、大规模地震と电离圏异常の相関関係を立証する。
  • ケイ?オプティコムの通信局舎および京都大学施设へ受信机を设置し、リアルタイムの骋狈厂厂データ(骋笔厂、骋尝翱狈础厂厂、骋补濒颈濒别辞、準天顶卫星などの卫星测位システムの総称)を解析することによって、独自観测网の実现可能性を検証する。
  • 京都大学施设に电离圏における电子数などの状况を取得可能なイオノゾンデ受信机(斜入射観测装置)を设置することで、新たな観测手法が地震先行现象検出に资するかを検証する。


尚、共同研究で得られたデータは、一定期间経过后に公开するなどして、第叁者による本先行现象検出技术の効果を科学的に検証ができるようにする予定です。

共同研究イメージ

详しい研究内容について

関连部局