2017年「香港中文大学サマープログラム(中国语コース)」を実施しました。(2017年8月4日~26日)

公开日

「平成29年度 多文化共学短期摆派遣闭留学プログラム」の一环として、香港中文大学サマープログラム(中国语コース)に本学学生7名が参加しました。

参加した本学学生は、4レベルに分かれて集中的に中国语を学び、运用能力の向上を図りました。また、本サマースクールは、マカオや香港、深セン等へのフィールドトリップも充実しており、中国と西洋が融合する文化に触れ、跃动する香港経済を体感する机会を得ることができました。

本プログラムは、「多文化共学」の名の通り、多様な文化的背景を持つ学生たちとともに学ぶことを重视しています。中国语クラスでは、世界中から集った留学生と学び、また香港中文大学の学生との共同セミナーにおいては、香港中文大学歴史学科の协力のもと、双方の学生が文化や社会事象についてのプレゼンテーションを行い、活発な意见交换を行いました。

本学からの参加者7名

香港中文大学学生との共同セミナーにて

香港の夜景を前に

香港探索の一コマ

参加学生の报告

班长 文学部4回生

授业は、平日9时30分~12时15分までの午前セクションと14时30分~16时15分までの午后セクションで构成されており、文法と会话の授业をそれぞれ异なる先生が隔日で担当していました。私が受けていた一番上のレベルの授业では、主に中国人の人间関係上のマナーやコミュニケーション方式といった内容について学びました。授业での使用言语はすべて中国语(普通话)でしたが、先生の话す中国语は、中国语话者が実际に日常的に话すそれよりも、かなりはっきりゆっくりしている印象を受けました。课题は、二日に一度の作文と毎日の単语や闻き取りの小テストに加えて、既习内容にまつわるプレゼンテーションを二度课されました。毎日およそ5时间中国语を集中的に闻き続けたため、参加者は総じて闻く力の向上を実感していました。

プログラムの一週目には、香港中文大学歴史学科の学部生と交流会を行いました。京都大学侧は、京町家の保全、日本と香港の食料自给率、京大の学生生活について、香港中文大学侧は、香港の発展、失われゆく食文化、香港の自然公园、日本と香港のお盆について、発表し、议论しました。香港中文大学の学生は、日本の学生とは比べものにならないくらい、香港の歴史や文化、また香港人であることに、强い夸りや矜持を持っていると强く感じました。それも「大国」に翻弄され続ける香港の运命の结果なのだろうかと、香港の过去や现在を改めて见つめ直す良い机会となりました。

今回のプログラムで得られた多くの身体経験から、国家とは何か、発展とは何か、人间はどう思考しどう行动するのかといったことについて、思考をより深めることができ、非常に有意义な时间となりました。3週间共に行动し共に学んだすべての仲间たちに心より感谢します。谢谢大家!

副班长 法学部5回生 松本晏奈

香港中文大学サマースクールには、日本人学生を中心として、世界中の大学からおよそ100人の学生が参加しており、澳门や深センへの小旅行や香港でのアクティビティ等を経ながら、中国语レベルに応じた4つのクラスの中で、3週间中国语を学习します。

私は参加前、3週间という期间を非常に短いものに感じていました。本プログラムに参加する前の9か月间の英语圏での交换留学という“外国语”圏での生活経験から得た多くのものの1つが、新たな言语を习得することの终わりのなさ、であった為でした。

それゆえ私が意识したことは、授业内外での中国语学习、现地の人々との交流や文化体験等、あらゆる生活场面において、その土地でしか得られないものを意识的に享受することでした。そのような意识の下で过ごした1日は、毎日が3日程の长さに感じ、プログラムを终え、出立した関西空港のターミナルに再び降り立った际には、以前この场にいた时からたった3週间しか経っていないとは、まるで信じ难い感覚を抱きました。

3週间の授业から得られる语汇量や语法量は限られているとしても、中国语を用いて积极的に発言することへの心理的抵抗を大きく下げ、今后の円滑な学习深化の基盘となり、また、香港という土地への理解の深化、日本人であることに対する相対的な视点の强化をもたらしてくれました。

このような贵重な时间を得られたことの有难さを実感すると共に、本プログラムに参加するにあたり大変お世话になりました、香港中文大学、および京都大学の皆さまに改めて感谢致します。本当に有难うございました。