アフリカ地域研究センターとアフリカ学际研究拠点推进ユニット等は、稲盛财団记念馆で国际シンポジウム「フランス=日本?地域研究フォーラム」を共催しました。
シンポジウムは、「New Spatiality on Asian and African Area Studies(アジア?アフリカ地域研究の新領域)」と「Voices for the Future: African Area Studies in a Globalizing World(未来への声: グローバル化する世界におけるアフリカ地域研究)」の2部構成から成り、アフリカを取り巻くグローバル化を把握するため「空間」や「地域」という概念の再構築を目的として開催されました。第1部では、フランスのEHESS(社会科学高等研究院)の研究者が中心に発表を行い、第2部では、本学を拠点とする日本人の若手研究者や欧州?アフリカの連携機関の研究者が発表を行いました。3日間にわたるシンポジウムには、海外7ヶ国7機関から24名、国内5機関から65名の計89名が参加しました。
開会の挨拶では、山極壽一 総長が本学と大学間交流協定を締結しているEHESSとの関係に触れ、「これまで個人レベルで研究者同士が交流を深めてきたが、部局レベルでこのような議論の場が設けられたのは初めて。今後もアフリカ地域研究の分野で活発に共同研究を推進していただきたい。」と期待を述べました。
1日目の第1部では、宗教、経済、などの課題について分科会が設けられました。客員教員として本学に滞在したことがあるFr`ed`eric Joulian EHESS准教授は、アフリカ、日本、欧州における手工芸を比較研究しながら、社会と技術の相関性について新たなアプローチを提言し、実証研究と理論研究を組み合わせた活発な議論が行われました。2、3日目に開かれた第2部では、欧州?アフリカの連携機関に滞在した本学の若手研究者に加え、アフリカでフィールドワークを行っている他大学の研究者が口頭やポスターで発表しました。2日目の夜には、太田至 アジア?アフリカ地域研究研究科長による乾杯の挨拶で懇親会が始まり、参加者は和やかな雰囲気の中で交流を深めました。
本シンポジウムは、日本学术振兴会(闯厂笔厂)の头脳循环を加速する戦略的国际研究ネットワーク推进プログラム「グローバル化にともなうアフリカ地域研究パラダイム再编のためのネットワーク形成」(実施期间平成27~29年度)の一环として开催されました。2018年度は2回目のシンポジウムが贰贬贰厂厂の主催で开かれる予定であり、今后のさらなる学术交流が期待されています。
开会の挨拶を行う山极総长
発表を行う闯辞耻濒颈补苍准教授
会场の様子