高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は、タイ王国のウィタヤシリメティー科学技術大学院大学(VISTEC=ヴィステック)に現地運営型研究施設「スマート材料研究センター(Smart Materials Research Center)」を開設し、開所式および記念シンポジウムを開催しました。
本学は2017年に文部科学大臣から指定国立大学法人の指定を受け、その构想?取组において、海外の大学や研究机関等との协働による世界最先端研究、独创的な研究を推进するための现地运営型研究施设を复数开设することを掲げています。この构想のもと今回开设する同センターは、颈颁别惭厂と痴滨厂罢贰颁双方からの教员、研究者で构成されます。
開所日の午前中には、シリントーン王女殿下がVISTECに来訪され、VISTECで初めてとなる卒業式において学位授与を行われたあと、河野泰之 京都大学副学長、北川進 iCeMS拠点長、ジュムラス?リムトラクル ウィタヤシリメティー VISTEC学長らと昼食を共にされました。午後からは、同センターの開所式が行われ、研究施設の見学会が開催されました。続く記念シンポジウムでは、両校の研究者が材料エネルギー科学分野を中心に研究発表を行いました。
今后このスマート材料研究センターを拠点に、研究交流を土台とした教育?产学连携?人材交流を一层推进することが期待されます。
集合写真(新设ラボにて)
新设ラボ入口のサイン
研究设备の整ったラボ内
およそ30名が作业できるオフィススペース
颈颁别惭厂の绍介と痴滨厂罢贰颁との交流の歴史が记载されたボード(会场)
本学から王女殿下に赠り物を献上
贈り物を交換する北川拠点長(左)とKhamphee Phomphrai VISTECエネルギー工学研究科長代理
記念シンポジウムで研究発表を行う研究者。左から、堀毛智史 iCeMS准教授、藤田大士 同准教授、ダニエル?パックウッド 同講師、Chularat Wattanakit VISTEC博士、Montree Sawangphruk 同准教授
これまでの颈颁别惭厂と痴滨厂罢贰颁との研究交流について
痴滨厂罢贰颁は、タイ王国のマハー?チャクリー?シリントーン王女殿下の名の下に同国の石油ガス公社(笔罢罢)が2015年に设立した大学院大学です。设立から5年以内にタイ王国における材料?エネルギー科学分野での先导的研究教育机関に、10年以内に东南アジア地域におけるトップレベルの机関になるという明确な目标を掲げ、タイ国内外から优秀な人材を集めるとともに最先端の研究环境を整えています。2015年のシリントーン王女殿下の颈颁别惭厂ご访问を机に交流が始まり、2016年には学术交流协定を缔结、その后も国际シンポジウムを共催するなど、研究交流が続いています。
関连リンク
- 物质—细胞统合システム拠点(颈颁别惭厂)
- ウィタヤシリメティー科学技术大学院大学(英语)
- 高等研究院