公开日
今回の京都大学未来フォーラムは、文学部卒业生で宝塚歌劇団演出家の上田久美子氏を迎え、百周年時計台記念館において開催しました。
「パンとサーカスの危ない时代に」と题した讲演の中で上田氏は、现代社会の危うさや状况を、「ゆでガエル」という喩えを用い、ゆっくりとした変化に人は気付かず、问题の本质を见失ううちに危机を感じるが、その时には手遅れになってしまうと警鐘を鸣らしました。昨今の洁癖なまでの非寛容社会の中での「悪」の存在、変质と必要性、スマートフォン?厂狈厂の普及による消费者?产业の変化がもたらしたエンターテイメントのアトラクション化、「物语」の役割(共感の拡张、痛みの肯定、悪の可视化)について、自身の手掛けた作品を例に挙げて、演出家の视点から语りました。
参加者からは、「确かに今まで、善と悪について、真正面から(存在するものとして)考えたことはなかったかもしれない」、「物语の役割の3要素は印象的だった」、「现在の住みにくさが悪の排除という、小さな悪におきかえる…等々の考えに気付きがあった」、「若い人たちの间にある「気まずさ」の话にとても共感できる部分がありました。もう一度、本当の个性を自分なりに表现できるようにしたいと思った」などの感想が寄せられました。
会场の様子
讲演する上田久美子氏