「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ29「未来につながる情報化社会 -展望と課題-」第1回を開催しました。(2018年11月22日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ29は、「未来につながる情報化社会 -展望と課題-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。

シリーズ29の第1回は、「ソーシャルメディアの光と影」と題し、吉田純 人间?环境学研究科教授が講演を行いました。

吉田教授は、まず日本におけるソーシャルメディアの利用者数の推移、2004年に日本で初めて开设されたソーシャルメディアの概要、近年よく利用されるサービス内容等について説明しました。次に、このソーシャルメディアでのつながりを社会学的概念の公共圏と亲密圏に区分して、どのような関係があるのか尘颈虫颈、尝滨狈贰、贵补肠别产辞辞办等の具体的なサービス内容を例に挙げ、ソーシャルメディアの课题と展望について解説しました。そして、「友人や家族等による具体的な他者の生への関心」によって形成される亲密圏と「多様な他者(市民社会)との共通の问题への関心」で形成される公共圏との相互补完的再构筑がソーシャルメディアにおけるつながりには重要であることを社会理论を交えて言及しました。

来场者からは、「厂狈厂における过剰な亲密性が个人を抑圧する形を初めて意识し、新鲜な気持ちをもちました」、「身内同士のコミュニケーションの负の侧面を多様な他者との関係で问题が解决されるケースについて良く理解できた」という感想が寄せられました。讲演后は、积极的な质疑応答が繰り広げられ、盛况のうちに终了しました。

讲演する吉田教授

会场の様子