京都大学久能赏の第3回授赏式?报告会を百周年时计台记念馆にて行いました。2018年度は、平冈ちひろさん(工学研究科修士1年生)、木谷百花さん(医学部2年生)の2名が受赏しました。
本赏は、本学翱骋の久能和子氏、祐子氏のお母様である久能悠子氏からの寄附により、科学?技术分野において自ら定めた独创的な梦を持つ意欲のある女子学生を支援することを目的として设立されたものです。
式では、まず川添信介 理事?副学長より「本賞は、成果や結果ではなく将来の夢や志に対して贈るもので、選考は難しいが、毎回、賞にふさわしい学生を選ぶことができていると考えている。2017年度からは受賞者を2名に増やしていただき、今回も2名の受賞者を迎えることができた。」との挨拶がありました。
続いて、稲葉カヨ 理事?副学長(京都大学久能赏選考委員長)より、今回の申請者数、選考時の経緯などの説明があり、また受賞者、報告者の専門分野について紹介がありました。そして「京都大学久能赏の趣旨にふさわしい夢と志を持った受賞者を選考することができた。」と講評を締めくくりました。
表彰状および副赏の授与の后、平冈さん、木谷さんより、受赏に至った自らの梦についての発表がありました。平冈さんは「キルギス氷河地帯の水収支をモデル化し、地球温暖化に伴う世界の水不足の解决につなげたい。过酷な环境での现地调査も、女性であっても臆せず取り组みたい。」と话しました。また木谷さんは「いまだ途上国では感染症で亡くなる人が后を絶たない。现地调査を行い、社会的な面も考虑したうえで感染症や薬剤耐性菌についての解决方法を探っていきたい。」と话しました。
その后、2017年度受赏者2名から、今年度の成果、活跃について报告がありました。飞田美和さん(工学研究科修士1年生)は「执笔した论文2本が相次いで高く评価された。また留学生グループ来日时に通訳を务め、刺激を受けた。现在、本来の梦である回転机の设计理论确立に向けて进んでいる。」と话しました。岩上真子さん(工学研究科修士1年生)は「光エネルギーを利用するために用いる光触媒の设计に取り组み、研究者としての基础能力を养うことができた。次世代型エネルギーについて提案できるオリジナリティを持った人材を目指したい。」と话しました。
最后に、久能悠子氏より「皆さんの発表、报告を闻き感铭を受けた。赏の设立や选考に尽力くださった先生方にも感谢したい。」との谢辞の言叶と、「长い人生では足踏みすることもあると思うが、常に明るく前向きに歩んでいただきたい。」と受赏者に向けて温かい励ましの言叶がありました。
平冈さんの発表
木谷さんの発表
飞田さんの报告
左から、平冈さん、久能悠子氏、木谷さん
受赏者および関係者