総合生存学馆および宇宙総合学研究ユニットと米アリゾナ大学は、世界初の闭锁环境施设「バイオスフィア2」(叠2)を用いた第1回有人宇宙実习「スペースキャンプ?バイオスフィア2」 ( 厂颁叠2) を実施しました。本学からは山敷庸亮 総合生存学館教授、土井隆雄 宇宙総合学研究ユニット特定教授、寺田昌弘 同特定准教授および三木健司さん( 农学研究科博士后期课程2回生) 、星之内菜生さん( 工学部3回生 )、坂东日菜さん ( 理学部2回生)の学生3名が 参加しました。
叠2は巨大な密闭空间にある人工生态系です。人类が地球外の惑星や宇宙空间に移住した际の生存可能性を研究するための施设として米アリゾナ州に建设され、内部に热帯雨林?海洋?湿地帯?砂漠などの环境が再现されています。厂颁叠2は、将来の有人宇宙ミッションや火星移住などで活跃できる人材育成を目指して、日米の学生を対象に、叠2の环境を用いた讲义や実习を行う日米合同の教育プログラムです。
実习は、本学の学生3名とアリゾナ大学の学生2名が2チームに分かれ、3日间にわたって行われました。惑星における二酸化炭素や水の循环、火星上の砂漠环境、闭锁した集団生活における精神状态の管理などのテーマについて讲义を受けたほか、ボートに乗って塩水に溶解した二酸化炭素の量と辫贬の関係を调査するなど、叠2の海洋?森林?砂漠の各施设における実习にも取り组みました。最终日には、チームごとに実习で蓄积したデータを解析し、成果発表を行いました。
今回の厂颁叠2は、宇宙総合学研究ユニットによる本学最初の国际的なスペースキャンプとなりました。国际协力のもとで绵密に準备されたプログラムによって、日米の学生はお互いにコミュニケーションを深め、有人宇宙ミッションに必要な知识や技能を効率よく学ぶことが出来ました。
「バイオスフィア2」の全景
海洋施设にて塩水の辫贬を测定
Jason Deleeuw B2 専门研究员による森林施设の案内
John Adams B2副所長による施設見学ツアー(宇宙農場の開設)
参加者の集合写真(上段左より三木さん、Cathryn Sephusさん(アリゾナ大学学生)、下段左より土井特定教授、寺田特定准教授、Alexus Cazaresさん(アリゾナ大学学生)、坂東さん、星之内さん、山敷教授)