影山龍一郎 ウイルス?再生医科学研究所教授および岩井一宏 医学研究科教授が2019年度「武田医学賞」を受赏しました。(2019年9月17日)

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影山龍一郎 ウイルス?再生医科学研究所教授(高等研究院 物質-細胞統合システム拠点連携主任研究者)および岩井一宏 医学研究科教授が2019年度「武田医学賞」を受赏しました。

同赏は、医学界で顕着な业绩を挙げ、医学ならびに医疗に优れた贡献を果たした学者?研究者に武田科学振兴财団から赠呈されるもので、今回で63回目となります。

赠呈式は、2019年11月12日(土曜日)に东京都内にて执り行われる予定です。

影山龍一郎 ウイルス?再生医科学研究所教授

影山教授

影山教授の受赏テーマは、「神経幹細胞の制御機構の解明と制御技術の開発」です。

影山教授らは、哺乳动物の神経発生の分子机构、特に神経干细胞の维持と分化机构を世界に先駆けて解明しました。さらに、神経干细胞の増殖と分化を制御する光遗伝学的技术を确立し、この技术を応用して成体脳に残っている休眠状态の神経干细胞を活性化して増殖やニューロン分化を制御することに成功しました。このように、将来の脳?神経再生に向けた基盘技术の开発に成果を上げました。

岩井一宏 医学研究科教授

岩井教授

岩井教授の受赏テーマは「直鎖状ユビキチン鎖の発見とその病態生理学研究」です。

タンパク質がユビキチンで修飾されると分解に導かれると考えられていましたが、岩井教授は分解ではなく、細胞内の刺激伝達系として働く、全く新しい直鎖状ユビキチン鎖とそのユビキチン鎖を特異的に生成する酵素であるLUBACを発見しました。さらに、直鎖状ユビキチン鎖の生成不全、亢進が自己炎症性疾患、リンパ腫の発症、感染制御などに関わることを示しました。 この業績は我が国が世界に誇る真に独創的な研究成果の典型として高く評価され、受赏につながりました。

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  • 武田医学赏( 公益財団法人 武田科学振興財団Webサイト)