水1尝の分析で絶灭危惧种ニホンウナギの河川内分布を把握できることを明らかにしました

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山本哲史 理学研究科助教、板倉光 神戸大学?日本学術振興会特別研究員、脇谷量子郎 中央大学機構助教、海部健三 同准教授、佐藤拓哉 神戸大学准教授、源利文 同准教授らの研究グループは、1Lの河川水中の環境DNA量を分析することで、ニホンウナギの河川での生息状況を把握できることを世界で初めて明らかにしました。

従来のニホンウナギの河川调査では电気ショッカーによる定量採集调査が行われてきました。本研究グループは、国内10河川125地点において、この定量採集调査と环境顿狈础分析手法とを比较し、后者の方が河川におけるニホンウナギの分布を高精度で検出できることを确认しました。また、环境顿狈础分析によって、その个体数?生物量を推定できる可能性も见出しました。

本研究成果により、ニホンウナギの河川でのモニタリングを短期间で効率的に行うことが可能となり、絶灭が危惧される本种资源の保全に大きく贡献できるものと期待されます。

本研究成果は、2019年2月27日に、国際学術誌「Aquatic Conservation: Marine and Freshwater Ecosystems」のオンライン版に掲載されました。

図:絶滅が危惧されるニホンウナギ(Anguilla japonica)

详しい研究内容について

书誌情报

【顿翱滨】

Hikaru Itakura, Ryoshiro Wakiya, Satoshi Yamamoto, Kenzo Kaifu, Takuya Sato, Toshifumi Minamoto (2019). Environmental DNA analysis reveals the spatial distribution, abundance, and biomass of Japanese eels at the river-basin scale. Aquatic Conservation: Marine and Freshwater Ecosystems, 29(3), 361-373.