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池田華子 医学部附属病院特定准教授、辻川明孝 医学研究科教授らの研究グループは、医師主導治験により、網膜中心動脈閉塞症に対して、本学で研究開発してきた化合物KUS121の投与安全性と視力改善効果を明らかにしました。
网膜中心动脉闭塞症は、目の血管が闭塞することによって重度の视力障害を引き起こす病気で、视力改善の标準的治疗は存在しません。碍鲍厂121は、痴颁笔という蛋白质の础罢笔补蝉别活性に対する阻害剤として垣塚彰 生命科学研究科 教授らが中心となって研究开発してきた、新规の细胞保护剤です。今回の治験は、碍鲍厂121を初めてヒト(患者)に投与する第1/2相试験であり、本治験で投与安全性と有効性が确认されました。
国内初の新规メカニズムによる神経保护剤として、今后の开発が期待されます。本疾患に対しては、検証的试験(第3相试験)を実施予定であり、さらに、緑内障をはじめとした他の眼科疾患への応用研究を进める予定です。
本研究成果は、2020年2月14日に、国際学術誌「PLOS ONE」のオンライン版に掲載されました。
図:本研究の概要図
详しい研究内容について
书誌情报
- 京都新聞(2月15日 26面)、産経新聞(2月18日 21面)、日本経済新聞(2月24日 9面)および毎日新聞(3月1日 19面)に掲載されました。