ターゲット
公开日
中野隆文 理学研究科准教授、森嶋佳織 宇都宮大学博士課程学生、逢沢峰昭 同准教授の研究グループは、近年日本各地で数が増え、吸血被害が増加しているニホンヤマビルの全国的な吸血(宿主)動物を明らかにしました。
本研究によって、ニホンヤマビルの最も主要な宿主动物がニホンジカであることが明らかになりました。また、ニホンジカの分布の有无でニホンヤマビルの宿主动物の种类组成が异なり、ニホンジカの分布しない地域ではカエル类が重要な宿主动物であったことがわかりました。この结果、ニホンジカの増加以前はカエル类などから吸血していたニホンヤマビルが、ニホンジカの増加にともなって、宿主动物の対象をニホンジカに変えることで、ニホンヤマビルの近年の个体数の増加や被害拡大が生じた可能性が示唆されました。
本研究成果は、2020年5月19日に、国際学術誌「Ecology and Evolution」のオンライン版に掲載されました。
図:本研究のイメージ図
详しい研究内容について
书誌情报
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Kaori Morishima, Takafumi Nakano, Mineaki Aizawa (2020). Sika deer presence affects the host–parasite interface of a Japanese land leech. Ecology and Evolution, 10(12), 6030-6038.