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山下洋 フィールド科学教育研究センター教授(現?同特任教授)らの研究グループは、京都府丹後海(伊根町~舞鶴市)をフィールドに海釣りの経済的価値を推定しました。
日本は国土が海に囲まれており、海钓り人口は约500万人(2015年)と推计され、海钓りは非常に人気のあるレジャーです。しかし、これまで日本において海钓りの経済的価値を评価した研究は全くありませんでした。
本研究では、丹后海における钓りの経済的価値をトラベルコスト法により推定しました。その结果、丹后海を访れる钓り人は年间约15万人、钓行に使った年间の経费は38亿円、年间の消费者余剰は117亿円と推定されました。この消费者余剰とは、钓り人が丹后海での钓りの価値をいくらと评価しているかを意味します。丹后海の沿岸鱼介类资源は食料だけでなく钓りの対象としても非常に高い価値を有し、地域経済にとって大きな潜在力を有していることが本研究で明らかとなりました。
本研究により、丹后海沿岸域の地域振兴と沿岸鱼介类资源の持続的利用に向けて、渔业と游渔の両面から水产资源の管理と有効活用を検讨すべきと考えられます。
本研究成果は、2020年8月25日に、国際学術誌「Fisheries Science」のオンライン版に掲載されました。
図:(左)丹后海の钓り场风景、(右)丹后海で钓りを楽しむ游渔者
详しい研究内容について
书誌情报
【顿翱滨】
Yuki Terashima, Yoh Yamashita & Kota Asano (2020). An economic evaluation of recreational fishing in Tango Bay, Japan. Fisheries Science, 86(5), 925-937.
- 読売新聞(9月10日 24面)に掲載されました。