高桑彻也&苍产蝉辫;医学研究科教授、山田重人&苍产蝉辫;同教授、今井宏彦&苍产蝉辫;情报学研究科助教、原口亮&苍产蝉辫;兵库県立大学准教授らの研究グループは、本学医学研究科附属先天异常标本解析センターが所蔵しているヒト胚标本20体を用いて、ヒト心臓の心筋线维の配列を拡散テンソル惭搁滨を用いて検讨した结果、心室の壁が厚みをもち始める胚子期后半の段阶において、心筋线维の配列は、成人と同様であること証明しました。
心臓は受精后3週顷には拍动を开始し生涯拍动を続けます。全身に効率よく血液を送るために心筋线维は立体的に规则的に配列される必要があります。近年、拡散テンソル惭搁滨を用いて、心筋线维がどのように配列されているかについても検讨できるようになりました。成人では心室の壁を构成する心筋线维は、层状に内侧から外侧にかけてゆるやかに向きを変えて配列することが示されています。胎児では、胎齢20週ころには成人と同様の心筋线维配列を示すことが知られていますが、拍动开始から20週の间の心筋线维の配列は不明でした。
今回の结果は、先天性、后天性心疾患の原因解明、诊断、治疗等に関わる重要な知见と考えられます。
本研究成果は、2020年9月30日に、国際学術誌「Journal of the American Heart Association」に掲載されました。
図:ヒト胎児期初期の心臓の肉眼像(左)と拡散テンソル惭搁滨を用いて得られた心筋线维の配列(右)
详しい研究内容について
书誌情报
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Saori Nishitani, Narisa Torii, Hirohiko Imai, Ryo Haraguchi, Shigehito Yamada, and Tetsuya Takakuwa (2020). Development of Helical Myofiber Tracts in the Human Fetal Heart: Analysis of Myocardial Fiber Formation in the Left Ventricle From the Late Human Embryonic Period Using Diffusion Tensor Magnetic Resonance Imaging. Journal of the American Heart Association, 9(19):e016422.