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小林亜希子 医学研究科助教、萩原正敏 同教授らの研究グループは、神経炎症を抑制する新規化合物アルジャーノン2を見出しました。アルジャーノン2はパーキンソン病モデルマウスにおいてサイトカイン産生を抑制し、ドパミン神経細胞の脱落を緩和しました。またアルジャーノン2はiPS細胞から作製され移植されたドパミン神経前駆細胞の生存率を改善しました。
アルジャーノンは神経新生を促进する化合物探索からダウン症モデルマウスに治疗効果がある物质として同定されましたが、本研究グループは体内动态のより良い新しい化合物アルジャーノン2を见出しました。今回の研究结果ではアルジャーノン2は神経干细胞に加えてグリア细胞において细胞周期因子サイクリン顿1-辫21の分解を抑制することにより、狈谤蹿2という転写因子を安定化することを明らかとしました。
本研究成果は、2020年11月14日に、国際学術誌「Science Advances」のオンライン版に掲載されました
図:本研究の概要図
详しい研究内容について
书誌情报
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A. Nakano-Kobayashi, A. Fukumoto, A. Morizane, D. T. Nguyen, T. M. Le, K. Hashida, T. Hosoya, R. Takahashi, J. Takahashi, O. Hori and M. Hagiwara (2020). Therapeutics potentiating microglial p21-Nrf2 axis can rescue neurodegeneration caused by neuroinflammation. Science Advances, 6(46):eabc1428.
- 日刊工業新聞(11月16日 17面)に掲載されました。
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