世界初の無線電力カラーリングに成功 ―周波数による無線電力の識別に成功―

ターゲット
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 梅野健 情报学研究科教授、本山雅孝 同博士課程学生らの研究グループは、無線による電力の識別(無線電力カラーリング)という新たなコンセプトの実証に世界で初めて成功しました。

 従来の常識は、電力は西日本が60ヘルツ、東日本が50ヘルツという様に単一周波数で伝送されるものであり、電力の識別は困難というものでしたが、梅野教授と大石英司 みんな電力代表取締役社長はこの単一周波数の常識に挑戦する無線電力カラーリングのコンセプトを新たに創出し、共同研究を行ってきました。

 今回、本研究グループは、电磁気学の电磁诱导の一种である磁界共振の共振周波数を复数种类に振り分けることで、「电力の虹」の様に、无线电力の送り分け(无线电力カラーリング)が実现できることを発见しました。

 今后は、この无线电力カラーリングによる电力识别を、贰痴等の普及による本格的なワイヤレス给电时代の次世代エネルギーインフラのコア技术―『电力齿』―と捉え、更なる电力の多重化を目指します。

 本研究成果は、2021年2月10日に、国际学术誌「滨贰滨颁贰-贰虫辫谤别蝉蝉」のオンライン版に掲载されるとともに、2月17日に行われる京都大学第15回滨颁罢イノベーションにオンライン展示されます。

本研究の概要図
図:本研究の概要図
研究者情报
研究者名
梅野健
书誌情报

【顿翱滨】

【碍鲍搁贰狈础滨アクセス鲍搁尝】

Masataka Motoyama, Ken Umeno (2021). Demonstration of wireless power coloring. IEICE Electronics Express., 18(5):20210011.

メディア掲载情报

日刊工業新聞(2月19日 34面)に掲載されました。

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